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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
ショートストーリー6
628/900

Final Battle

毎日が最期なのさ

君だって僕だって生きて

そしてしっかりと現実を見つめてる

逃げる人も居る 

戦火の中 千花抱き締めて怯える少女


誰もが血を流し 心ボロボロになりながら

泣いて 叫んで 喚いて 身体一つに重ね合わせ

今日を生きてる 希望に溢れた明日を探して


何かが起きるんじゃないか 良い事でも悪い事でも

そんなハプニングの予感に発奮して 

結局毎日が同じ事の繰り返し

死にたいなら 自分で決着をつけろ

今 生きている事の残酷さの前に跪く前に


何時だって僕らは 死んだ人の遺骨を深刻に

拝んで そんな事したって何の意味も無いけれど

今 僕らがいる事の奇跡は連綿と繋がれてきた

歴史の上に 地球の上に 立っているからこその事


一人じゃないさ 

二人居ても三人居ても共有できないこの命

その意味を 寝ても覚めても僕は考えているよ


人間は本来は悪だ その現実から夢へと逃げ込んで

涙して くらくら眩暈して へたれて 世界恨んで

それでも 生きていたいと思える事が幸せなのかも知れない


有限だからこそ

宇宙に流されていった魂達に出会うのが待ち遠しい


僕らは永遠じゃないけれどそれは別に誰もが同じ事

いつも最前線で最期の戦いをしているんだ


だからいつも勇気だけはそのポケットに仕舞い込んで

恐れてもいい 震えてもいい 一歩目を踏み出せ


誰もが同じ悩み抱えて 今日もFinal Battle

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