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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
ショートストーリー6
627/900

風の声

何時の間にか自分を見失っていた

友達も恋人もいない 一人ぼっち


長生きはしたくない あくまでも悪魔では無い

むしろ天使だ あーあ耳鳴りが酷い


風の声が粛々と僕を礼儀正しくする

風の声は僕に勇気をくれる


晒されたままでは生きて行きたくない

だけど隠し事も嫌だ


辛いよね ふゅーっと風は僕の胸を撫でる

ひとごこちつく 落ち着く 立ち尽くす震えていたハート


自然の前に人間は立ちはだかってはならない

ただその声を聴けばいい


誰を憎んで 誰を尊敬するか

色んな人の声 区別できないよ


のべつ幕なしにがむしゃらなボーイ

淑やかさで雨に濡れる悲しいガール


全ては自然のままに

向かい風ならいっそ飛ばされちまえ

追い風ならば全力でペダルをこげ


気まぐれで良いのさ どこ吹く風で

口笛でも吹きながら 

風を何時までも感じていたいから

風の声が聴こえるうちはまだ僕らは許されていい


僕はここにいるよ 僕はここにいるよ

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