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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
ショートストーリー6
621/900

ガラスの破片の様に

言いたい事なんてホントは一つも無いんだ

ただ自分を大きく見せたいだけ 本能がそうさせる

ガラスの破片の様に尖がった僕が沢山照らし出されて

恥ずかしくて死にそうだ


僕はダメな奴 そう言ったら そんな事無いよって

本心から言ってくれる人が沢山居ると僕は分かっている


それでも自分自身を振り返ってみて何か良い事があったろうか?

何かを残せたであろうか?後悔する事ばかりで


いっそ自分で自分を傷つけて再生へと望みを繋ごうか

その前に君に会いたいよ


一人ぼっち 口にするのは簡単

だけど分裂した僕の人格はそれさえも拒否する

カスパーは否定した 女である事を選んだ


僕も男である事を選んだんだと思う

美しい女性に見とれて恥ずかしい妄想をしてしまう僕を

人を傷付けてしまいそうな僕を誰か再生させてくれないか?


陽は暮れて 長い夜が始まる

夏は冬と違ってまた違う辛さがあり

春は秋と違ってまた違う美しさがあり


何を言いたいのか自分でもさっぱり分かりませんわ

分裂する精神でも修復可能である事を証明するまで

もちろん何時か終わる事 それさえも涙のアドバンテージ


抱き合えたらとても気持ちが良いだろうに

だけど尖がった僕では君を傷つけるだけの事

分かっているから ただ微笑むんだ


心が

黒くなって

闇に飲み込まれて

悪魔の囁きに捕らわれて

何時の日にか僕自身が黒になる

そんなの絶対嫌なのに欲望が抑えられない


君と手を繋げて良かった

柔らかかった 温かさに束の間でも包まれたなら

僕は君を守るべき義務があると思っているから

ギムレット飲み干して 席を立つ 闇に闘いを挑む

ガラスの破片の様に壊れた心で

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