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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
花鳥風月
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ああ帽子が飛んで行ってしまった

彼から貰った大切なニット帽

この季節の風雪は人をとても寂しくさせるのです

風よ 空を吹き渡らないで下さい

死んでません 寒いのです


風とは気まぐれ

恋するカップルは対抗するように

身体を寄せ合う


ああ帽子が飛んで行ってしまった

風よ 悪戯な風よ 何故に吹くのですか?

生きた我が身を 心さもしくさせる風よ

問いかけても答えは無いけれども


吹き荒れるなら悲しみの日に

やるせなさに暮れるそんな日に

ならば苦しみにも孤独にも痛み覚えず

向かい風で涙を吹き飛ばせるのにね

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