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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
雪降り積もる景色
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都会の水

あれから何年経ったかな

未だ都会の水は汚くて飲む気がしねえ

だが人混みは好きだ

寂しい気持ちを紛らわせてくれるから


何度孤独で潰れそうになったろう

痛い痛い思いをして思い知った

人と人には適正な距離がある事

そこを犯された時人は痛いと感じる


まぁオーソドックスに言えばヤマアラシのジレンマなんだけど

僕風に言えば孤独の毒を撒き散らすなこの野郎ってところかな

高級な料理ばかり仕事で食ってたのでめちゃんこ白米と味噌汁が恋しい

作ってくれる妻が居ないので自分で作ろうとは思いません


はぁはぁ苦しい 全身の軋む音 それが心地良くなったら大人かね

僕はこの苦しみには耐えられないよ 全身掻き毟って血塗れになりたい

痛みだけが僕の存在を確かにする 怖い事だけどね

はっはっはどうせいつかは皆同じ所に行くのだから

僕は笑って誤魔化すよ それが 都会の礼儀さ


勘違いしてはならない 愛は何処にでもあるようで

実は君に用意されてるのはただ一つ

科学の勉強でもしてきなさい 

ダイアモンドより美しく固い物質が出来たらしいよ


なんでもあり それは 死に対する侮蔑だ

衰えていく事を実感している人を怒らせ毒を盛るのと同じだから

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