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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
雪降り積もる景色
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透気

風通しのいい通風孔が苦々しいこの季節

道民は凍気に闘気で立ち向かっている

それは白より出でて白より白い透気


一人暮らしの慣れた頃 それでもトラブルは付き纏い

一人で出来る事の限界を知る 今は助けが必要な時期

直に苦も無く雲無く青天の霹靂も無く平々凡々に行き逝くのだろう


まだその時では無い 後30回は冬を越えたい

馬鹿だからその位の歳になるまで

人生とは何かの答えを出せない気がする


透気 凍気 闘気 冬季並べてみれば音は同じだけど

形は違う そのどれもがミスキャストで見つけ出したい答えで

この北海道に溢れる そんなファイター達のストーリーは続いていく


一番厳しい寒さの街に産まれた僕が乗り越えられない試練なんて無いって

信じてる 君となら翔べるはずさ


愛無き人とはもう逢いたくないよ 期待して破壊されるの心配だから

秩序だって 必要さ 僕は壊してきたから 悪者には負けない自信がある

そしてそれを実行ぼうきょするのでも脅すのでもなく本来の自分の適性

それで敵を制圧する情熱がある事に気付いたんだ


だから負けたりしないよ 栄光に包まれた成功が僕を待っているんだ

さぁ行こう 待ってらんないから 掴み取る為 一人で出来ない事でも

二人ならやれる 透気が清々しく僕等の心解き放って行く

冬は試練でもあり緊急事態のサイレンでサイレントを自らの手で……

キラキラ光るダイアモンドよ その美しさで僕の目を潰して下さい

それならば季節だけは気温を頼りに感じる事が出来るから


ああ、冬なんだね まだ長いけれど 大丈夫 何でか分からないけれど

そう自信を持って僕は言える まだまだ続いて行くさ そして春を待ちわびているんだ

透き通った冬季の清々しい凍気の中では口笛はよく響くから


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