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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
雪降り積もる景色
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元気でいてね

元気でいてね その言葉がどれだけ嬉しくて涙した事か

一つの幸せがあれば 一つの悲しみがある それが人生だ

平等とは対価に奪われる事 命さえも それが真実だ


元気でいてね 貴方もね 

こんな言葉でも人は勇気付けられる 泣く事は無い 

誰もが誰も人には言えない傷を負って出血しそれでも生きてる


ホントに辛い事は一人ぼっちでいる事じゃない

ホントに辛い事は一人ぼっちだと感じてしまう事だ


元気でいてね 愛しているから 車窓から眺める景色を車掌が

綺麗ですよねという 異国の一人旅


一人旅はホントに素晴らしいよ みんな優しい人ばかりだからね

もしお前が撃たれたら 俺も義勇軍に参加するよ 必ず


平和な国 日本に生まれて 言葉が話せることの幸せ

誰に感謝する?両親?恋人?友達?全てが君のストーリーの全てが

神の思し召しであることを酒で誤魔化さないで欲しい


かつて愛し合った夫婦も晩年にはろくなことが無いけれど

生きているうちに何度も言おう 元気でいてね 私より先に死なないでねって

言えなかったら日記にそっと書いて発見されるまで待とう

きっと心を打つはずさ


元気でいてね 父さん 母さん 妹よ

何だか遺書みたいで嫌だけど終の時に話せなかったら

きっと後悔すると思うから


みんなみんな元気でいてね 世界の平和を流れ星に祈って

今日も眠る 明日が来るかどうか知れぬ ギャンブルだ

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