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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
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白紙の五線譜

白紙の紙に五線譜を書いて歌う

自分だけのメロディ


あのあおの空へと飛んで行け

踊り出すまでのタイムリミットまで


僕等は朝と昼 夜を気にし過ぎているのかもしれない

規則正しい生活も夜が更けるまで遊ぶのも

人それぞれ


人間はみんな闇を抱えて 最初から光る人などいない

苦しい思いをして 何度も泣いて 病気で痛くて

そんなのを乗り越えて強くなっていくんだ


白紙の五線譜で音符が踊り出したよ

さぁ奏でようピアノコンツェルト

今夜は君だけのリサイタル


観客が拍手で迎える中 君は少し緊張しながら

椅子を引く 座る 深呼吸する


大丈夫だやれる 今までの努力を見せる時が

遂に来たんだ


そして満員のお客さんのスタンディングオーベーション

音符が踊っていた五線譜から何時の間にか音符が消えて


元の白い紙に戻った

だけどこれからはもっと精を出して

音楽と向き合うのだ


そして新しい音符達がまたやって来て

君をまた大舞台に立たせてくれるさ


それまでは白紙の五線譜

白紙の人生が色取り取りの人生に変わる

その時君は立派な大人になっているだろう


おかげ様ですとかご苦労様です

そんな言葉を自然にかけられる様に

君にはその自浄作用がある

闇は滅びて眩しい程の光が君を包む時


巨人は奏で出す 誰にも聴こえない叫びを

でも 叫びを恥ずかしく思わないで欲しい

僕等はきっと越えて行くのだから

大事に大事に卵を温めよう 僕等に出来る事は少ないけれど

それでも 命とか 人と人との繋がりを有難く思えたなら

メロディは響き始める


白紙の五線譜に希望を見つけられたら

それは人生の次のステップ



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