アウフヘーベン
良弁をアウフヘーベン
末期を待つ気なの?まだまだあるさ
シールドの向こう側 憧れの宝石箱
行こうよ 地平線でも地球の裏側でも
まだ歩ける足があるなら
まだ掴める手があるなら
まだ光差す瞳があるなら
まだ話せる口があるなら
僕等は贅沢病であり貧乏性
いつもひぃひぃ言いながら
何故生きているかと考える
誰にでもある事だろ
切り取った記憶の語録
語り部はただ静かな口調で身体荒ぶり
溶けていくアイスクリームを
舐め取る事の美しさ
愛だけが全てじゃないさ
でも唄うなら幸せでありたい
奏で 響け 黒鍵と白鍵
そこに叶えられる日々を
黒煙の向こう側で発見したなら
雄弁にアウフヘーベン
生が学問じゃないのには理由がある
金だけが全てか? そうじゃないだろ
愛する為に法師は奉仕する 命尽きるまで
何事にも無関心であれば傷付かないけれど
何時までも俯瞰視点でも居られない この淫ら だらだら
零れ落ちる乳液に 化粧水は必須で 表現を失す
ありがとうだけで人が動けば 車輪は回りだし
水を称えるであろう 水を蓄えろ!
全宇宙が僕等を見ているとしたら恥ずかしいから
夜空のカシオペア 穴が開くほどに見つめたならば
隣に何時の間にか座っていた君にキスしたい