表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
魂はいつも震えている
547/900

小春日和を求めて ~秋風吹く中で~

秋風が吹き抜ける

僕等は遊びで生きている訳じゃない

時には息抜きも必要かもしれないけれど

文に向き合うという事は我慢する事でもある


最近あまり眠れない

深夜の散歩も冷たい人の心の様に凍えそう

秋風に身を委ねる前に雪虫が舞う

やらなきゃいけないんだ それは義務では無い

自分自身を磨いて楽しく生きる為 やる事がある


秋風は僕を巻き込んで白い吐息 

悲しみで僕のやせぎすの身体侵す

風来坊って言うだろう 気まぐれな風に

凍り付きそうで


それでも小春日和の日には外に出かけたくなる

自転車こいでスーパーで野菜とにらめっこ

政治家はイイよね 馬鹿騒ぎしてるだけなのに

何百万も貰って キャリア組の防衛本能にはうんざり


家族とは他人同士 寂しいけれどね

心通わす事も この年齢では腹を割って話せない

何となく恥ずかしくて


最近ホントに眠れない 使命を果たすまではと空元気

でも精神は酷く摩耗している そのせいで眠れないのだろう

コーヒーも多量摂取すれば毒なんだろうけど

夜更けには このみなぎる言葉の波に流されたくて

ついついね


秋風は自由 自転車もそろそろしまう時期

中華まんでも食べたい気分


風よ 容赦なく吹き荒れる 秋口の悲しみに

鬱になって どうしても涙こぼれてしまう


元気である事 それが一番の幸せ

一人ぼっちじゃなく 

大勢で騒ぐ それが一番の楽しみ


今日も風は吹いているのかしら?

出かけるのが寒くて億劫なだらしなさに

仕方ないよねと自答


久しぶりに鍋でもしたいね

I PODを止めて耳を澄ませば

風は吹いているの 僕等を寂しくさせる秋風


北の大地の冬は厳しい 貧乏人には堪えるのです

まだ暖を取れるだけマシ マムシ殺したの

可哀想な事をしたよね 

人間は感傷に浸るのが好きだけど

あらゆる生命の息づく命の裏が読めない生き物


いつか報いが来ない様に 感謝の気持ちを忘れたくないよ

君と出会えた事だって 運命なんだからね


今日も秋風が吹いて帽子を吹き飛ばす

悲しみは連鎖する 出来るだけでいい

歯を見せて笑ってみよう 

そこから何か変わるかも知れないから

一人ぼっちのドンキホーテ 

それでも使命を果たせるなら後悔はしない 絶対

ここに心在り 負けても構わない 立ち上がれるのならば

魂だけはいつも震えて僕を奮い立たせる


そんな小春日和の決意 

そんな小春日和にちっぽけな革命

切れそうになっている糸を再び紡いで

世界を変えていく 僕等はいつも四季を越えて行く

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ