小春日和を求めて ~秋風吹く中で~
秋風が吹き抜ける
僕等は遊びで生きている訳じゃない
時には息抜きも必要かもしれないけれど
文に向き合うという事は我慢する事でもある
最近あまり眠れない
深夜の散歩も冷たい人の心の様に凍えそう
秋風に身を委ねる前に雪虫が舞う
やらなきゃいけないんだ それは義務では無い
自分自身を磨いて楽しく生きる為 やる事がある
秋風は僕を巻き込んで白い吐息
悲しみで僕のやせぎすの身体侵す
風来坊って言うだろう 気まぐれな風に
凍り付きそうで
それでも小春日和の日には外に出かけたくなる
自転車こいでスーパーで野菜とにらめっこ
政治家はイイよね 馬鹿騒ぎしてるだけなのに
何百万も貰って キャリア組の防衛本能にはうんざり
家族とは他人同士 寂しいけれどね
心通わす事も この年齢では腹を割って話せない
何となく恥ずかしくて
最近ホントに眠れない 使命を果たすまではと空元気
でも精神は酷く摩耗している そのせいで眠れないのだろう
コーヒーも多量摂取すれば毒なんだろうけど
夜更けには この漲る言葉の波に流されたくて
ついついね
秋風は自由 自転車もそろそろしまう時期
中華まんでも食べたい気分
風よ 容赦なく吹き荒れる 秋口の悲しみに
鬱になって どうしても涙こぼれてしまう
元気である事 それが一番の幸せ
一人ぼっちじゃなく
大勢で騒ぐ それが一番の楽しみ
今日も風は吹いているのかしら?
出かけるのが寒くて億劫なだらしなさに
仕方ないよねと自答
久しぶりに鍋でもしたいね
I PODを止めて耳を澄ませば
風は吹いているの 僕等を寂しくさせる秋風
北の大地の冬は厳しい 貧乏人には堪えるのです
まだ暖を取れるだけマシ マムシ殺したの
可哀想な事をしたよね
人間は感傷に浸るのが好きだけど
あらゆる生命の息づく命の裏が読めない生き物
いつか報いが来ない様に 感謝の気持ちを忘れたくないよ
君と出会えた事だって 運命なんだからね
今日も秋風が吹いて帽子を吹き飛ばす
悲しみは連鎖する 出来るだけでいい
歯を見せて笑ってみよう
そこから何か変わるかも知れないから
一人ぼっちのドンキホーテ
それでも使命を果たせるなら後悔はしない 絶対
ここに心在り 負けても構わない 立ち上がれるのならば
魂だけはいつも震えて僕を奮い立たせる
そんな小春日和の決意
そんな小春日和にちっぽけな革命
切れそうになっている糸を再び紡いで
世界を変えていく 僕等はいつも四季を越えて行く