DEAR
貴方がいる事が当然だと思っていた
古いアルバムに思いを寄せる事も無く
大人になって年老いていく
感受性が鉛色に包まれるWORLD
貴方に育てて貰って
でも僕は生命の誕生等
快楽の結末としか思えない
そんな自分が嫌い
いつか優しく包み込んでくれた貴方
そう子供の頃は川の字になって眠ったね
母親がいなくて貴方は寂しそうで一人ぽっちだった
僕も寂しかった
時折言ってくれる「愛してるよ」が支えだった
でも貴方は時折僕を見てふっと顔を背ける
その心中はわからなかった
いつまでも側にいてくれると信じてた
でも別れは突然に訪れて・・・
貴方の事を信頼していたのがわかった
何度もケンカして大嫌いだった時もあったよ
でも今貴方の死に顔を目にして止まらない
大粒の涙は嘘じゃない
DEAR・・・もうありがとうも死んでしまえも言えない
貴方一人だけのWORLD 決して人と分かち合う事は無かった
貴方一人だけのWORLD いつも無理をして微笑んでいた
無言で僕の好物をテーブルに並べる貴方の姿
ありありと思い出せる
いつも子供が1番大切と態度で示してくれた
お父さん大好きよ 言葉で言い表せられないくらい
天国でお母さんとまた一緒になれたらいいよね
僕は寂しくないよ もう大人だから
DEAR・・・貴方の背中は大きかった
さよなら
お父さん大好きよ 言葉で言い表せられないくらい
僕はきっと忘れないよ 貴方との思い出を
DEAR・・・ 親愛なる貴方へ
僕はきっと忘れないよ 百年経っても