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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
ビターチョコレート
498/900

こんなとかもっととか ~if~

こんな顔じゃなかったら

ミュージシャンになりたかった

こんな声じゃなかったら

声優になりたかった


夢を叶えられる人はほんの一部

それが悲しい 無力感に苛まれる毎日


仕事したい あの元気だった頃の様に

そんな当たり前の事すら叶わない


もっと頭が良ければ勉強が出来れば

大学に行きたかった

もっとサッカーが上手ければ

プロ選手になりたかった


最初から出来る人なんて居ない事は充分ご承知

ゲームばかりやってたけれど何の役にも立ってない


こんなとかもっととかダメな僕は負のスパイラルにハマる

中々抜け出せない 人と会うと緊張して何も話せなくなる


もう新しい夢を見る事なんて叶わない事 

知ってるよ

それでもしがみつく 

何か目標が無ければ木偶の坊になってしまうから

それが辛いのをよく知っているから


朝焼けから夕焼けまで優雅に過ごし

月が出れば調子に乗って踊る


まさにヒットエンドランの世界


狂ったデジタル時計は25時を示す

それが僕の寿命の残りを提示しているかの様に


この世界がおかしい 

それもそうだけど

僕の見てる世界がおかしい 

そう言い切った方がさっぱりする


あいつみたいな顔に生まれりゃ

あいつみたいな頭脳を持ってりゃ

もっといい人生だったのかな

その分かれ道を右に行くのが左に行くのか

Red or Blue

臆病すぎてそこからまだ一歩も動けない

帰りたい あの思い出の場所に引き返せない

もうそこにはそれは無いから


過去は忘れる事が出来る 

だけどあの幸せだった頃

僕がまだ子供だった頃の事は

忘れたくても忘れない 生きた証

そこに置いてきぼりにして僕は今日から前に進む

こんなとかもっととかついやりがちだけど

人の愛に包まれて最期を迎えられるなら

僕は今頑張る


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