表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
Recut2
484/900

俺様ダイアリー

道を探していた

幾数本にも分岐する未来

過去の過ちはマークシートの間違いを正すより

いっそ勘に賭けたい 足跡が続くから


現在僕はここにいる だが 天地無用の

意味が分からない 確か神は一次元から二次元そして三次元を

作り出したような気がする


懐中電灯が壊れているのでこの廃屋を探索するのは難しいが

肝試しだとお前はケラケラと笑う


恐怖それは確かに刻まれたというより背負わされたという方が

正解なのだろう 彷徨する魂には明滅する松明の灯りが大層眩しいらしい


僕もそうだ 押入れみたいな家に住み食事を自分で作り洗い物をする

主夫…… ふざけんな 馬鹿らしい 俺様が俺様が日々の食べ物に

困るなどありえない しかしそれが現実なのだ


俺様 俺様 一体何者なのだろう? お名前は?聞くマドンナ

名乗るほどの者ではありませんと切り抜けるが僕は自分の名前を忘れている


悲しいと一言呟いて俯けばコンビーフの空き缶にお恵みの金が入るのだろうか

もう戻れない ホームレスが凍死したのは確かにTVでやっていたから

楽しかった日々さえ俺様ダイアリー破れかけ 


この汚い俺様ダイアリー破れかけ 文字も踊らない 偏屈の屁理屈

だから言ったろうと言ったお前は

憎らしいほど輝いていていつもケラケラ笑う

その男の名はああああ RPGで適当に付けた名前

お前の事さえも忘れちまったのさ



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ