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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
Recut2
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夢の世界なら無敵

目のパッチリした鼻の高いぷりぷりの唇

整った顔立ちの王子様に天蓋付きのベッドで愛撫してもらうの


ダイニングにはバカラのグラスがひっそりと飾られていて

出かける時はいってらっしゃい王女様と言う人にスカートの裾をちらっと

つまみ軽く持ち上げ金の車輪の馬車に乗る


はああ これが現実だったらなー 

浮世離れし過ぎて夢だってバレバレで

そんなの毎日続いて午前3時頃起きて

メンヘルの人のブログ見てこいつ馬鹿?

と人を蔑むのが日課


学校では周りに親友と認知されている私よりカワイイ娘が

おっはよーと声をかけてくる


うっせーよ 

今日も一日授業中寝てやるんだから 

禿げた国語教師への嫌がらせよ

あの親父 帰り道雨降ってたからどうしようかな?と思っていたら

偶然通りがかったフリをして「送っていこうか?」ゲロー 下心みえみえ 

誰がお前の車に乗るんだよ


次の日親友の女の子は挨拶してくれなかった 

禿げた国語教師は満足げに授業に精を出している

まぁよくある事よ 現実なんて糞 どいつもこいつも息臭え


屋上の給水タンクに登って太陽を見て光合成をする

素晴らしい夢を今夜も見るために


ああ、お母さん毎日夕食に肉を出すのいい加減やめてよ

ああ、お父さん真夜中にパソコンでエロ画像見るのいい加減やめてよ


夢の中でワインをかたむけながら天蓋付きのベッドで愛撫してもらうの


笑わないで欲しいわね 貴方なんかすぐ消せるのよ 

夢の世界では無敵 私

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