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僕を残して
全てが過ぎ去っていく 僕を残して
風のように清らかであれと囁きながら
その音に耳を傾けると僕は心安らいだんだ
人として生きる事 真人間になりたかったんだよ
涙溢れて来るけれど
自業自得の道だから駆け抜けたい
急いでとにかく 人生は短いから
詩を書いている時だけ満足できる
僕は残虐すぎたのかもしれないな
それも誰のせいでも無い 僕個人の生き方
嫌われても変われないのはみんなそうでしょ?
一人だと思わなければ孤独は逃げていく
蟻さんの群れが毒性の強い餌を巣に運んで行く
僕はそれを見るのが楽しい 目障りなんだね
人と人も友情と言う繋がりだけが本質なんだ
夫と妻もみんなそうであれば明るく道 光差し込むだろう
永遠なんて もう軽々しく使えない
段々弱っていく自分を鞭打ってくれる方々に
反発しながら イイとこ取りで処世術にする
全く老いるというのは残酷だね 世界だって変わるさね
僕は寿命を自分で決める程馬鹿じゃない
これから襲ってくるであろう恐怖と絶望
それを安心と希望に変える為にひたすら……
神様では無くてあくまでも人でありたい 人の力で変えたい