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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
おい新入生球取ってこい
420/900

好き過ぎて怖いの

君に初めて会ったのは

七月の一番暑い日だったね

ドキュンと来たんだ 

持っている雰囲気とかさ 白すぎる歯とか


僕は困惑して君に冗談をけしかけたけれど

君も困惑してちょっと困った顔してたね


それから僕は君の事考えすぎて眠れなくて

いつか告白するんだと決めたんだ


二人の距離は少しづつ縮まっていったけれど

どうしても勇気を出せないままで

君が髪型を変えたのが心配で心配で

今こそ告白する時だと思った


僕と付き合ってくれないか言った後

少し頬を赤らめて「うん、いいよ」と言ってくれた君

思わずガッツポーズしたよ


それから半年経っても手すら握らないで

僕は君の瞳を覗き込むように

君はまるで太陽を瞳に宿したかのように

燃えて 光って 輝いて


キスするならここしかないから

君をグッと抱き寄せてキスしたんだ

君はぐったりして死んだ人みたいに

崩れ落ちてそれでも僕の手は離さなかった


そして言った「貴方の事好き過ぎて怖いの」って

だけど僕だって同じ気持ちだったさ

もはや二人を遮る物は

一心同体になれない悲しさしかなかったから


強く抱き締めた 離れない様に

ずっと傍に居てくれよと心の中で願いながら

頬を寄せ合う時 君は背伸びするのが苦しそうに震えていた

君を愛してる それだけが嘘偽り無い気持ちだった

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