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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
おい新入生球取ってこい
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不滅の穢れ

風なくして雨降り

虚言ばかりの人の世

もう疲れた


いつか終わりがあること

それが救い


幸せは何処だ

それは足元にある

気付かないだけで


だがそれを拾う為に

身を屈めるのが億劫なだけ


罪を重ねて身体を重ねて

そこから生まれる物は腐りかけのジャム


お金があるだけ幸せ 食いっぱぐれないから

それに満足してしまって 情熱を失くした


九十九折つづらおり 祈りの猛々しさ

行動の反芻 それでも水は澱む


心の中に鍵をかけて魔物が出て来ない様に踏ん張る

胸の圧迫感堪えながら 涙が出そうな程痛い


葛藤するも見えない将来の光景

綴れない言の葉


かつては圧倒的だった物も衰える


人の世は残酷だ 本を読むだけで平和の中にいれば

心満たされるのだろうか


もっと もっと もっと!

微笑んで 涙ぐんで 怒って

それの繰り返しもいいものだよ


人と人がぶつかり合う音が鍛冶屋の刀打ちの様に響き

僕は怯えるけど


この恐れこそ死ぬまで 

いいえ死んでも逃れられないかもしれない

不滅の穢れ


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