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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
おい新入生球取ってこい
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繋がれない心

残酷な程冷静な情交をする男

落涙する程キスを希求する女


ただひっそりと咲いている路傍の花のように

散っていけ


男は黙って前へ進んでいく 弧のように

女はすがらない よがれない無の念

愛してくれたの?わかんない わかんない


無明の中 手探りさ 誰しもが孤独

闘いの中で癒し求めてる


無常武士道 斬り捨て御免の世の中で

爪に火を灯す様な暮らしの中で


壊れない様に 壊してしまわない様に

そっと胸に抱いていた 希望と言う二文字


男はひたすら心の奥底見抜かれない様に平然

女はただ寂しい思いだけで鏡叩き割りたい衝動


何故?


今夜も理由のわからないまま

男と女はまぐわう 

まるでそれがずっと続く幸福かのように

でも疑っている 明日終りが来るかもしれん事を


男は明け方旅立つ 女はそっとおむすびを用意する

それが別れになるかも知れぬと怯えながら


女は遥か彼方を見つめ 男は後ろからそっと抱き締めて

それでも伝わらぬ心 火打石で無事を祈るしか術は無かった


繋がれない心 繋がれない身体 今はそれでいい

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