表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
声と幸せの欠片
404/900

幸せの欠片

幸せの欠片を下さい 全部は要らないから

優しい人だと言われるけれどやっぱり臆病なんだな


生涯連れ添えるそんな女性が居ない物かな

僕みたいな人間にそんな僥倖似合わないから

神様が僕を虐めるのだろう


あっという間に過ぎ去って何か残せたかな?

明日死ぬとしたらそれが気がかりです


愛のある人の傍に居たかった

僕を無視しない人の側に居たかった


全然恵まれてないけれどそれでも僕より恵まれてない人の為に……

書こう それで救われる人もいるかもしれない


光り輝く美しい星よ 君を見ていると彼女の事思い出す

僕が初めて恋した人 凄く綺麗だった 心が

辛そうだった 明日自殺するんじゃないかってくらい


昔の写真を見てあまりの美少女ぶりにたまげた物です

その時は面影は無かったけれど僕の遺伝子を残すならこの人しかいない

それくらい好きだった


キスをして触れ合って繋がって

世界が変わって見えた 全部粒子の様に輝いていた


それからは何も無かった 風すら吹かない荒野にでもいるみたいで

もう死ねるなら死にたかったよ でも思い出があったからここまで来れた

彼女今何してるのかな 結婚したのかな 幸せだったらいいな


今も首からぶら下げたロケットの中身は彼女の写真

時が濁流の様に過ぎ去ってしまったからくすんでしまっているけどね

それでも 大切に お守り代わりにしているんだ

彼女と結婚したかった その思いは今でも消えてはいない


幸せの欠片を下さい 全部は要らないから

優しい人だと言われるけれどやっぱり臆病だったんだ

夢から覚めて何故か泣いていた 欠片ほども無い幸せの記憶抱き締めて

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ