幸せの欠片
幸せの欠片を下さい 全部は要らないから
優しい人だと言われるけれどやっぱり臆病なんだな
生涯連れ添えるそんな女性が居ない物かな
僕みたいな人間にそんな僥倖似合わないから
神様が僕を虐めるのだろう
あっという間に過ぎ去って何か残せたかな?
明日死ぬとしたらそれが気がかりです
愛のある人の傍に居たかった
僕を無視しない人の側に居たかった
全然恵まれてないけれどそれでも僕より恵まれてない人の為に……
書こう それで救われる人もいるかもしれない
光り輝く美しい星よ 君を見ていると彼女の事思い出す
僕が初めて恋した人 凄く綺麗だった 心が
辛そうだった 明日自殺するんじゃないかってくらい
昔の写真を見てあまりの美少女ぶりにたまげた物です
その時は面影は無かったけれど僕の遺伝子を残すならこの人しかいない
それくらい好きだった
キスをして触れ合って繋がって
世界が変わって見えた 全部粒子の様に輝いていた
それからは何も無かった 風すら吹かない荒野にでもいるみたいで
もう死ねるなら死にたかったよ でも思い出があったからここまで来れた
彼女今何してるのかな 結婚したのかな 幸せだったらいいな
今も首からぶら下げたロケットの中身は彼女の写真
時が濁流の様に過ぎ去ってしまったからくすんでしまっているけどね
それでも 大切に お守り代わりにしているんだ
彼女と結婚したかった その思いは今でも消えてはいない
幸せの欠片を下さい 全部は要らないから
優しい人だと言われるけれどやっぱり臆病だったんだ
夢から覚めて何故か泣いていた 欠片ほども無い幸せの記憶抱き締めて