表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
個々心求むるセカイ
384/900

個々心求むるセカイ

父は僕に期待していなくて

母は精神科で廃人のような生活を送っている

僕は……死にたい


そんな甘ったれた根性で

この世の中生きていけないの

分かってるのは 一番分かってるのは僕なのに

外野がざわつく


生きる事ってもっと自然な事だと思っていた

あの日見た花の様に太陽に向かって伸びる

そんな素直さが昔の僕にはあった


何処で歯車狂っちまったかなぁ?

君もそんな事考えちゃう事あるんじゃない?


成功するだけが人生じゃない

だけど失敗ばかりの人生は苦いから

胃が痛い そんな言い訳ばかりで

歳を取っていくのは

どっかの名無しさんみたいで嫌だ


全部嫌になってしまった

終りばかり考えて前に進む勇気も無くて

だけど明日そんな日々をぶち壊すぞと

一人息巻いていたけれど

結局その明日は昨日の延長線上で何も変わらない

それを平和と呼ぶのなら

僕はあの歌の様に窓ガラス壊して回りたい


悲しい事なんて無いさ 涙は枯れ果ててしまって

家でアニメを見ている 昔から好きだったから

家で音楽を聴いている 昔から落ち着くから


昔から…… そう人は皆昨日に引っ張られ

その先に明日がある それを慣性などと呼ぶのは

失礼かもしれないけれど


結局僕は自分の世界を壊せず仕舞い

それでも良かったんだ

初めから期待なんかしてたら

どうせ敗れ去りまた死にたくなるから


説教好きな大人の群れに従えなくて

お勉強大好きなドンパの群れに入りたくなくて

結局僕は独りぼっち 独りぼっち


バイクで駆けてくこの道はもう慣れっこだけど

この季節の風はどこか優しい それが好きだって事

大切なんだよ 想っている人には今日想いを伝えよう

明日生きている保証はないから 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ