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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
神への反逆
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拝啓DEAR MY FRIEND

変わってしまったのね 貴方

煌いた時は過ぎ去り 荒廃した砂漠で生きる

いつも飢え乾いていて あの優しい目を捨て去ってしまった


蜃気楼は私達に束の間の夢を見せる

でも実際は遥か遠くで触れる事出来ない


何でも同じ事さ 確かな約束も

重ね合った身体も何時かは忘れてしまう日が来る


人生における幸せとは一体何だったのだろう?

まだチャンスは残されてはいるけど

ダイスとアジテーションする賭け師


拝啓 DEAR MY FRIEND

君は今も清々しい風の中で生きているの?

それとも忌々しい風の中で生きているの?


思い出して 昔の事を

貴方は確かに輝いていた

夢を叶えようと必死だった

誰にでも優しく自分を犠牲にする人だった


ああ、人はどうして変わって行ってしまうのだろう

眠れないよ 貴方の未来が知らない間に

闇に侵されてしまうのを思うにつけ 

絶対的な神の裁きすら恐れない貴方のその喉の渇きを

潤してあげたい 私の清らかな涙で


愛しているのかしら 友情なのかしら

その境界線が見えないから

その後悔点が間近に爆弾に着火するから

まだ死ぬ時ではないでしょう?何でも相談してよ

私を壊すような問い掛けだとしても


拝啓DEAR MY FRIEND 信じて 人間の覚醒した力を

全ての事が上手くいく 

そう信じていなければ怖くて立ちすくんでしまうじゃない


夜中酷い悪寒に襲われてブルブル震えていた

明日が闇の中に包まれる 脚確かに既知の道開かれる

いっそその中に永久に留まっていればいい

悲しみを知らずに済むのなら


神様なんて居ないし要らない

ただ君との愛の約束だけが吐く寸前の様に束ねられる

生きながら地獄で生きる同朋よ 君に送る言葉は……

ただ拝啓DEAR MY FRIEND しっかり眠れていますか

ただ神経傷つける君の事 血液の様に瞼熱く泣いていませんか


ただ拝啓DEAR MY FRIEND 全部君に預けるし

自分を傷つけないで 共に歩んでいくから


甘ったれたLOVE SONGに釘を刺して

性差を越えて一つになる 君と私だけの約束さ

拝啓DEAR MY FRIEND 

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