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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
凱旋
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自分を越えて行け

爽やかな春風

咲き誇る桜 散り際美しく

風に誘われるまま

僕等は卒業を迎え一つ大人になった


それでもまだまだ知らない事ばかり

井の中の蛙大海を知らずにならない様に

生涯学習 忘れないあの日先生が黒板に書いた

Time waits for no one


生きている 確かに 全ての物が

躍動する 性欲なんて忘れて 昇華する 汗を流して

働いている 確かに 全ての人が

一日中眠りこけているのも案外疲れる物さ


また来年も会えるだろうか 春が訪れる前の

北国の厳しい寒さをまた 感じるのだろうか

そうやって未来に目を向けて 生きていくの

今が一番大切で 

過去はもう戻れないし 

未来を飛び越える術は無いから


あの日の事今も忘れていないよ

卒業して二カ月が経ったけれど

北国の遅咲きの桜を見て思う

やっぱり生きているんだなと


君の事も彼女の思い出も

全部抱えて僕は行くよ たった一人の道を

対戦相手は僕自身 去年やれた事が今日出来ない

それはとても辛い事だけれど構わず前進

自分を越えて行け 全身からアドレナリンを撒き散らして


昨日は昨日 今日は凶? ああ 翔べない飛鳥

ただひたすらに若さを使い切って行こう 

青春の日々を輝かせるために

二度と戻れない日々にレクイエムを

そして全力疾走 戦力失踪 それでも


春は優しいもので 桜は儚い物で

暖かな陽光に身体ひび割れそうな痛み感じながら

あの丘へ行こう この街が一番綺麗に見える場所へと


風が吹いている 抵抗するのでは無く追い風に乗って


飛ばされてしまった帽子はまた買えばいいんだ

かけがえの無い物だけ心臓にしまって

ひたすら努力 辛抱 輝く未来が見たいなら

自分を越えて行け 自分を越えて行け

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