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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
凱旋
370/900

そのバッグで小さな革命を

全部 全部 そのバッグに詰め込め!

愛も慕情も奇跡も光も友達も家族も

君が旅に出るにあたって味方背負う肩こそ一番大事だから


遥か昔から受け継がれてきた遺伝子には

進化と言う最新鋭のエンジンが積み込まれているよ


止まる事 怖いよね 時間過ぎ去るの忌々しいよね

だけど だけど 僕らは独り立ちしなきゃいけない運命

親の事 馬鹿にしちゃいけない 

それは偉大なる神の織り上げた絹のバージンロードであるから


何処に行こうと構いやしない

あの日手紙を付けた幾つもの風船

風に任して 風任せ 未知なる国へ届いたのでしょう

あの日生まれた天使の様な双子の子猫

タンポポの綿毛の様に 道端に咲いているのでしょう


冬を越えた僕達 黄色人種は強い 

馬鹿にされても差別されても負けない


境界線は今日開戦 火蓋は切って落とされたのだ

さぁどこまでも行こう 割れた氷の上を滑らかなプリンにして

旅立つ 白鳥となり 消えていく あの大空へ


僕らには翼があるから 願いは要らない 

ただ愛する気持ちをポッケに詰め込んで重いバッグを背負っていくんだ

それが全てで無くても 最初は拙い しがみ付く蔦無い世界でも

黒い線を引け 天と地と 戦争とは力を見せつける為では無く

お互いの思想を 理解し合う為の愛の奪い合いなのだ

拳銃が無くても刀剣が無くても 無言の戦争の中が我らの居場所だ

凍るだろう? 殺めたくなるだろう? その現実から逃げるな


終わりとは始まりと同義 どうしても貫かなけねばイケない道義なのだ

その一瞬に命を賭ける事 書けない事 ただ祈ればいいの

アクセスはサクセスへのしるべとなりて這い出す冬の終焉に

そこに春がある だから負けないで


愛も慕情も奇跡も光も友達も家族も全部守って……戦へと行く人よ

そのバッグで小さな革命を起こせ




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