ラブストーリーは必然に
流れゆく星を見ていた 君と
二人一緒に聴いた曲は懐かしい思い出の曲
僕等が初めて出会ったきっかけの曲
CDショップの視聴コーナーで
軽く体をステップさせながら
楽しそうな笑顔を浮かべる君を見て
一目で好きになって声をかけた
あのどんな曲聴いてるんですかと
それはラブバラードでしっとりとしたリズム
踊るような曲ではないと僕は感じたんだね
でも君にはそれが凄くポップで踊りたい曲だったんだね
それからカラオケでその曲を歌ったり
ドライブの時のBGMにしたり 僕等の恋の
手解きは全てその曲から始まるんだったね
隣で眠る君を起こさない様にウォークマンで
その曲をリピートしていた僕
何故か泣けたけど それと同時に嬉しかった
今まで人と何かを共有する事なんてなかったから
二人いつかとても親密な関係になっていた
そうなる事は想像していなかったけれど
運命は悪戯なようで真っ直ぐに僕の矢を彼女の胸に突き刺した
結婚式 二人の思い出の曲を流した
君はウェディングドレスでぎこちなく踊った
僕は注がれるビールを全部飲み干して気持ち悪かった
それも子供が出来た今となっては素敵な思い出
今も愛しているよ 君の事も 初めて二人で聴いたあの曲も