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Window
窓を開けば差し込んでくる光
風は笑いながら果実の香りを運んでくる
小鳥達は囀り 木々で遊んでいる
Window Shadow
別に大した事ではないいつもの朝
それにいつか綻びが来ることも知らず
夜は銀狼の叫び声に耳をそばだてる
Window Shadow
Wind Wind 野生の風
Wind Wind 荒れ狂う風
窓を開けば世界も広がる
明るい陽射しがある
小鳥達は目を細め何かに怯えながら
飛び去って行く
人間の生活とは一体何なのだろう?
嘘で塗り込められた「幸福」の朝
穢れた魂で罪重ねる「快楽」の夜
言いくるめられた 積み重なった
人と人の愛情表現
ああ あの青い空 流れる雲
川のせせらぎ 遠くの連峰
何もかもが 何もかもが 涙が止まらない位
嬉しい 今生きている事では無く
でもこの両目でしか記憶できない一瞬の夢
窓を開け放してもWindow Shadow
目蓋を見開いてもWindow Shadow
風はBlowin in the wind
海と大地の祝福を受けた少女が
与えられた宿命に立ち向かう様に
今目覚め新しい朝に窓を開く 光は降り注ぐ