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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
過去に捕らわれるのではなく今に迷うのではなく未来の光を見つめたい
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歌だけが僕を救ってくれた

全部間違いだらけの人生

どうしようもなかった 溺れるしかなかった

光り輝けなかった 人生に負けた


行くあてを無くした僕は

がむしゃらに死ぬ方法を探した

そして逆にがむしゃらに生き残る方法を探した


そこには歌があった

僕はそれに全てを賭けてみようと思った

ひたすら聞いて音には出来ないけれど

真似してポエムにする事で何とかイケると思った


実際には別に大した有名人でも無く

でも詩を書くのが大好きでそれで負けないぞと思った

酷くやつれきった 拒食が酷くなった

泣きたい時 必ず音楽を聴いた これは効いた


救われたと感じた 人を信じようと再び思えた

嫌味もいやらしさも内包したネガティブな考え飲み干してやる

気合が入った


それも歌があるから

下手くそだから歌いたくないけど

聴いてるだけで涙が溢れてくるのは……


僕は歌が好きで 歌ってる人が好きだ

綺麗事ばかりじゃないから 汚れた物も愛したいから

消える前に全て掬い取ってやる

上等だ やれるまでやれなくなるまでやってやる

これが魂の入れ物と呼べなくてもその苦しさこそが……

僕の全てなんだ 歌に包まれて揺らめきながら

それこそ 僕の生きる意味だから

歌だけが僕を救い励ましてくれたのだから


そしていつか笑顔でこの人生を振り返る

笑っていこう 愛の為に 全て赦して

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