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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
Recut
340/900

冷たい地面の上で

嘘で塗り固められたコンクリのマンション

隣の住人と挨拶を交わしゴミを捨てに行く

今日も梅雨空で気分は晴れない


シニタイという気持ちは誰にでもあって

ダーツでDEAD or ALIVE賭けるみたいに

安易 それでいてバトミントンのシャトル見たいに

凄いスピードで消費されていく命の灯は重く


生きる力をくれたのは他でも無い自分自身だけど

「記憶」書いてみたけどそれも力強いとは言い切れない

だったら私は生き欲の名の元に死を迎えるのか

それも辛いね


楽しかった事 嬉しかった事 君を愛せた事

ノートに書いて大切にしまっておいたのに……


何時の間にか色褪せてしまう

永遠の命があれば雨の日の泥水のように

車がぶちまけて汚れる そんなやり場の無い

怒りだけが残る


笑ってくれないか?

共に歳を取ってくれないか?

誰でもいいから 心から


自殺だなんて馬鹿げているよ だけど

僕を本気で愛してくれる人なんていないと思い込んでいた

ホントに親は選べない物ですな

いつも僕の事信じて頑張れと言ってくれた

みんなの写真を胸ポケットにしまい

マンションの金網の前に立つ

夕暮れ時地面に 赤い花 が咲いた


なんと理不尽なのだろう 人は希望を目の前にしても

それすら信じられず 言うなれば遮蔽物のように感じるし

いたいけな死に憧れさえ抱く

それは命という命題の前では当たり前のようで

人に優しくするのに必要なスキルなの?軽いね 羽毛のようだ


貴方が私を愛してくれるならば何もいらないの

そう言ってくれた君を裏切ったから僕は死んだんだ


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