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僕の全て
暗闇の中見えた流れ星は夢の中
で見えた一筋の光だった
黒夢は僕が子供の頃見た夢
確かそうだ 繋がっている生命の線路に
足が震える
君を隣りに置いて見上げた星
心は死んでいた
クロスゲームを君と交わした後見えるのは青白い光で
炎の極点から吸っているタバコの残り火は枯れた性欲
君は天使の様に純粋無垢で悪魔の様に残酷に黄泉に誘う矛盾
快感の狭間で灯りが僅かに残る中赤いクレヨンで
唇を書いたのは誰?
飲むのを忘れていたクスリをウイスキーの残りに
そっと閉じ込めてマドラーでかき回す
君のよがり声が聞こえる 悲しくも儚く
僕が見たのはたった一夜限りの快楽の夢
目覚めた時酷く虚しいのは何故?
約束なんて破る物 そんな風にずるくなれない
まつ毛にマスカラを塗って間隙の中を縫って
夜を塗り替える君
青いクレヨンで大空を描いたのは誰?
黄色いクレヨンで太陽を描いたのは誰?
君が出て行ってきっと二度と戻ってこないと悟ったから
しょっぱい涙を振り絞る
君だけが僕の全てだと知ったから