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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
Recut
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不思議な病気の女の子

雨の日が好きだと言う君は

お出かけの嫌いなちょっと変わった女の子

雨粒の垂れる音が心地良いからと言って

お昼寝をする 

君は雨の日にしか

目覚めない

だから僕も雨の日が好きだ


そんな君に寄り添う僕は

子犬を抱くようにそっと

髪の毛を撫でる


幸せはすぐそこにある

ほら目の前に転がっている

出会えた事は奇跡 たった1人空を漂っていた

僕を救ってくれた 君との軌跡


どんな時も諦めないで相談しよう

答えが見つからなくても

君の考える事と僕の考えてる事

ミキサーに混ぜてしまえば苦い恋の味


飛翔できない 非対称の翼では

しかし運命に導かれたように

君の持つ片翼は僕の物で僕の持つ片翼は君の物だったんだ


分かち合おう 一心同体の心を

飛べない翼を 取り代えっこしたなら


きっと僕ら行ける 遥か遠くまで

約束の地に刻まれた文字が風雨に曝されて読めなくなっても

そこには幾千もの恋人達の誓いが彫られている


君は毛布に包まって すやすやと寝息を立ててる

こんな寒い冬だから 僕も君と同じベッドに入ってもいいかい

幼少の頃から感傷的だった僕の傷をナイフで抉り出してくれたのは

他でもない君だった


温かいかい?君はいつも眠っているから

僕の言葉 想い 伝えられないけど


恋しい君よ 僕は君が目覚めなくても

永遠の愛を誓うよ


雨の日にしか目覚めない 不思議な女の子

雨の日にしか目覚めない 不思議な女の子

お医者さんに聞いても何故だか分かりませんねぇの一点張りだけど


おはようと言っても君はいつも夢の中

照る照る坊主を逆さまにして雨が降る日を待ち望んでいる


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