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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
ショートストーリー
327/900

この宇宙から消えても ~切れた紐~

例え僕が死んでも

世界は変わりなく回り続けます

それが怖いと言えば嘘になるかな


せっかく無になれるのだから

誰にも干渉されたくないし

仏事もやらなくていい


結局の所僕は人間の不信の事を言っているだけ

津島様が膨大な量の小説で世の中に寄与して

僕の詩は誰も救えないし意味も無い


誰だって怖い物の一つや二つ

身体を壊せば浮かんでは来る

でも普通の人はそんなの忘れちゃう


僕にはそれが出来ないのです

だから苦しい

嫌な事ばかりが頭の中を支配して

夜々呻吟しているダメな残念な人なんだ


幸せもこんな人間に舞い込んでくる筈も無く

行く末は きっと 一人ぽっちで誰に看取られる事も無く

自死を選ぶのでしょう

それが怖いんだ 自分で自分の命を絶つ


方法は 後に残す者は 苦しいか楽か

天秤にかけて 毎夜薬の致死量を調べたりしている


人に甘えるな! 

と叱責されますます恐怖だけ心満たす

そんな人生の人もいるんですよ

そんな人生で終わる人もいます

僕はひたすら後悔して神様にどうか昔に戻して!

と懇願するのです


そうです胎児以前に 僕が希望の仔になれないなら

産まないで欲しかった それも甘えだと言われ

もはや八方塞がりの…… 退路は無いのか 本当に……

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