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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
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NO NEED

引き止める術なんて知らなかったしそんなの無かった

君の圧倒的なまでの威圧感と嫌悪感の前に


こんな娘じゃなかった あの時の君は

僕に恋していた時の


時間と身体を重ね合わせるハーモニーに

訪れた不協和音の前に

土砂降りの雨の中 交差点赤信号気付かず

立ち尽くしていた 傷だらけの心で


もう関わり合いたくない

そう言った君の目には

怒りとも悲しみともつかない蒼さが宿っていた


もうダメなんだなと思う時は何度もあったし

その危機何度もキックしてきた 恋の媚薬きつく

抱き締めていたお互いが愛し合っているという証明を

でもそれすら君は「何それ?」みたいな視線


終りを突き付けられて それは僕だってそんな強くない

君に預けて安心して眠っていたけれどそれが悪い事なの?

愛の意味を履き違えてるのね 貴方って 冷酷な吹雪のような

まるで僕を人形を殺すみたいに 赤子の手を捻るかのように


残酷なさよなら 君なんてもう要らないよ NO NEED 

僕が愛していたのは君の幻想だったらしいけどお互い様だよね

誰も自分で自分の事優しいよなんて間違えても言わないさ

だけど勘違いしているのは完全に君 Pafect Crimer


何も恥ずかしがる事無かった愛の始まり

何もかもが恥ずかしかった衝動と発露

葉から零れ落ちていく羞恥心を気持ちイイと言ったのは

君じゃなかったっけ?


女の心理はみな大体似ていて奥底では男を利用しようとしている

操り人形みたいに その性情は正常だ

男の心理は少し変わっていて一緒に連れて歩いて恥ずかしくなければいい

ベッドで大胆に交わってくれればいい


そんな種族がいつまでも上手くいくのは男の我慢と女の不沈のプライド

けれどそんな鎧脱ぎ去ってその方が気持ちいいからそうする


僕はそんな世界に嫌悪と恐怖覚えた 

そして誰もいない いないいないばぁ嫌い

大嫌い 別に女々しいと笑って頂いても全く構わない

付き合い切れない NO NEED


こんな娘じゃなかったのに でも君の真実は今言った言葉に

風神が怒りの竜巻と共に運んできた暴風


嫌いだよ 風のマントに枯れ葉纏い 僕は去る

荒ぶる 窓の外で それさえも締め出す

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