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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
色は匂えど散りぬるを
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君の強さに平伏しない

どうして君はそんなに強いの?

僕は最近よく眠れなくて 動悸がします

タバコの吸い過ぎでしょうか


君はいつも凄い努力しているから

自分に自信があるんだね


僕は自分の命に責任も持てないし

明日死ぬかもなんて弱気な事思う


だけどそれからも何れ脱却せねばならない

顔も何だか変わってきて物知り顔のオジサンみたいで


髪を赤く染めていた頃を懐かしく思う

あの頃は不安な事なんて一つも無かったのにね

君は笑う 不安な事が無い人間なんていないって


声高らかに歌う君は眩しい

僕のこの愚かな病を 

崖の底から這いあがってくる呪詛を

治してくれないか 止めてくれないか

もう真っ黒な絶望の淵にいる僕の魂の救済を

君だけが 君だけが


そうやって僕は君を潰してしまうのかな

子供の頃から甘えんぼだったから

でも君は人間強くなくたっていいじゃないって言う


好きだと言う気持ちばかり先行して

永遠があったらいいなと微かに願い

それも無論叶わず この胸の痛み抱えて

生きていくしかない


もうダメなのかなとか思う

でもそれはふと頭をよぎるだけの事

明日だって残酷に朝日昇るんでしょ


それが来なかったら幸せなんて思っていた

僕に下される鉄槌は それはそれは

死ぬより苦しいでしょうよ 

君を道連れに出来たならば なんてそんな勇気無いしさ


ホントに蜜の香りから遠ざかった蜜蜂の様に

帰る所も心休まる場所も無くて


どうか人に迷惑をかけない内に……

なんてそれが甘えだという事に気付かない

I’m Happy? 答えはNO


突き付けられた緑色の書面に明日判を捺す

オスもメスも無いそんな未知の生物になりたい

男と女の間には深い河があって遥か彼方

友情さ なんて誤魔化してみても 結局玩具にしたいだけ

そんなのなら初めから要らない 弱くてもいいもん

さよなら ByeBye


ねぇ君の強さは本物?

今の僕には張りぼてにしか見えないんだけど



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