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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
色は匂えど散りぬるを
289/900

おやすみ

傷ついた戦士達よ

今日も終わってしまったね

おやすみ


明日からはまた違う自分で

そして一つの命を生きる


悲しい事ばかりじゃないけれど

涙してしまうのは何だかこの世界が

荒れ果ててしまっているような気がするから


君の心も黒い波動に包まれそうになるけれど……

ぶち抜け 生きている強さで

楽しい事ばかり探して生きてきた

だけどそれが全てじゃない


輝きを増す光は 影を生み出す

それが大きく伸びても踏み付けて攻撃する事は出来ない

ならば閉じ篭ってしまえばいい

全て洗い流されるまで 心に鍵をかけたならば……


誰も君を罵ったりしない

それぞれ生き方があるから尊重したいよね

それって貴重だよね 

積み重ねていく事に疲れ果ててしまったら


大丈夫 君はもう大人なのだから

逃げてもいいさ 悔やんでもいいさ

心がそれを欲しているんだ 水やりを忘れないように

悪びれない 粗悪な輩に潰されないように


僕の声が聞こえるか?君の声は聞こえているよ

問いかけも謎かけも答えに窮している君の事大事にしたい

それは僕だ 君は僕 鏡なんだ 割っても割っても

また再生する 死ぬまで付いて回る

そして地球もまた諦めた様に自転するんだね

時が流れていくように 腐らないために


嘘は吐いたっていいさ 自分が好きだもの

地獄の最果ては宇宙より広く 自我が曖昧で

愛する事忘れてしまうでしょう?


今を生きて 誰も君を責めやしないし

傷ついた戦士達よ 今日も終わり休息の時


色々な事があるから人生楽しい

痛みも悲しみもチクッとするけれど抜けない棘じゃない

ただ君に知らせたいんだよ 良い事ばかりじゃなくても

生き抜いて下さいと


僕はすっかりダメになってしまった けれど

楽しい事見つけられたからそれの代償かもしれない


人と人は ハリネズミのように寄り添えば痛い

だけど 傷を舐め合う事は出来る


さあおやすみ 子守唄歌ってあげる

世界で君だけに聞こえる周波数で僕は僕を証明する

誰が何と言おうとこの道を行くのは僕だけだ

僕と僕の友達だけだ

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