希望の歌なんて聴きたくない!
あーもう死にたい
このコンクリートジャングルの中迷い子
団地の12階手摺り越しに見えるのはお花畑
くっさい満員電車おっさんの腋の下の匂い
安っぽいタバコの香りに加齢臭が混ざって腐ったカレーライス
そうなんだ 遭難だ 何処にも居場所なんてない
やさぐれて漫喫に泊まり込む 人生に悦びなんてありゃしない
初めて男に抱かれたって 結局それ以上の男には出会えない運命
下らない TVを点ければ下衆の笑い声 偉い人にお追従する役人
嘘ばっかり教える教師 医療ミスで人を殺す医師
さすればお前は何者か?我は流離う吟遊詩人
薬もやってなければ男に愛された事も無い
それでもやろうと思えば自殺くらい出来る
私を意気地無しだと笑った奴に復讐してやる
みんなも付いて来いよ 恋よさようなら
僕等は笑われる運命 きっとそれでもいいんじゃない?
僕は嘆く君にそれしか言う言葉は無いからそっとこの音楽プレーヤー
貸してあげる
全部聴いてごらんよ 嘘っぽく聞こえるだろ それが真実なんだよ
この世に希望を持っている奴がいたらよっぽどIQ低いんだろう
この世に希望を持っている奴がいたら馬鹿だから地獄の血の池に行けよ
この世に希望を持っている奴がいたら千変万化の狐野郎だろう
それでもまだ死にたくないの 痛いから
言ったよね そうそれが真実だから 人は気持ちイイ事を探すのさ
痛みに耐えながら匍匐前進
誰にも見つからないように 誰かに見つけて貰う為に
君を心から愛してくれている人をサーチして察知して
ニッチから抜け出してあっちのお祭りドンちゃんして
仕事行きたくなけりゃ朝から酒呑んでりゃいいさ
メチルで目がチラつく
ちらちら女子講師のスカートの中想像してる男子生徒
気持ち悪いと思うなら
自分自身一人で決着を着けろよ
今は希望の歌なんて聞きたくなくても
いつかそれが良いもんだって大人になればわかるよ
40過ぎれば生きてる事も良いもんだってわかるよ
それまでただひたすら悪意の中で蛹の様に待ち焦がれて居れば良い
悪鬼の様に怒り 自分自身を傷つけ それでも何か足りないだろう?
それが人生さ 先に悟った人が勝者 照射する太陽の恵み
すくすく育つお米や野菜 喰われる為に喰わされているの牛や豚
みんなみんな君が目を凝らせばそれが希望の歌になる
希望の歌は聴くもんじゃない!君が、君が創る物なんだよ……