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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
Thinking Bar.
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君だけだよなんて嘘

君だけだよ 貴方はそう言うけれど

私知ってるの 浮気してる事

だから結婚する事にこだわってた

うっとうしいって思われても約束があれば破れないから


だけどそれを知っている貴方 都合悪くなると逃げる

「仕事が忙しくて……」

ベッドの中でだけ囁いてくれる君だけだよなんて

そんな嘘吐かないで 寂しくて私が負けたみたいじゃない


女は母になると強くなるというけれど

そこまでの山あり谷ありの困難があるからあんなに

戦えるんだと思う


私は貴方の嘘に翻弄されるがまま

バーで甘いカルアミルク

舌にひりひりとアルコールの刺激 涙流してしまう

一人 なんだな


私はずっと貴方に尽くしてきた

貴方も私に本当に優しい けれど 

それを他の女の子にしてるのも分かってるから

こんなにも胸が苦しくてお酒も楽しめないうつうつ


そんな私はよく男の人に声かけられる

でも見てるのは私の姿だけ 心がズタボロなのに気付かない

気付かせない でも傷は隠せない


泣きたいの バーのマスターの前ではついポロッと

私が男だったら 女の子の話もしっかり聞いてあげるし

泣かせない でも私がうつうつしてるの彼にはばれてるから

チェーンで繋がれているかのよう 私 恋鎖喫煙チェーンスモーク


靄の中 もやもやしたまま ずるずるとこの関係性崩せない

私も貴方以外は崩せない鉄筋の牙城 だから安心しきってる


だけどもう聞きたくないの 君だけだよなんて嘘

聞くたび辛くなるから

優しすぎる貴方 誰からも愛される貴方

もっと棘のある言葉で私を傷つけてよ そしたら諦められるかも

甘いカルアミルクがまったりと私の舌に絡まる

貴方とのキスのように


もう騙されない 今度私以外の女の子抱いたら

私 貴方の嘘に笑って 嘘々 ウンウンって

赤子あやすみたいに強くぶつかるんだから だから

君だけだよなんて嘘もう止めてね


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