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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
「し」の詰め合わせ
260/900

お前は俺が守る

弾けるようなナンバー

爆音でウーハービンビン Ride On


首都高飛ばす我が愛車 俺はITの最先端行く若社長

隣に座ってるお前はっきり言って俺と釣り合わねぇ


ビートに乗ってシート後ろに下げるお前

大してデカいとも思わない けど 

全然俺と協調しないお前が俺を飛んで火にいる夏の虫

言わんばかりに強調するオッパイ

もう何回揉ませろと頼んだか分からねぇ


顔だって大して好みじゃねえし何が俺をここまで惹きつける?

手首と耳朶の裏側から俺好みの男らしいミントの香り


ベリーショートでバリバリに固めたヘアスタイル

愛する代償として 切り落とすねって言ったあの時の黒髪

長く長く


ライトが同じ感覚で配置されチカチカする

お前の影 幾重にもなって 俺の視界に入ってくる


守りたい……そう思った 何でこんなクソガキ

分かんねえけどこれが恋なのかもと確信に近い安心


ずっと傍にいて欲しい こんなに愛した女は過去一人もいない

みんな俺の金目当て 地位目当て

そんな奴らに囲まれてシャンパンでパンパンパーティやってた

あの頃 誰も信じられなくなってた


そんな時 街角に捨てられていた子猫にミルクやってた

お前見かけてハート ロックオン


笑っちゃうくらい衝撃だった 今のこの時代

スマホに写すのは ドキチガイが人の生涯を傷害する光景

滑稽で

そんな奴らに思い知らせてやりたかった

俺の目の黒いうちは ずっとそう思って目をギラギラさせてた


けどそれも一瞬でぶっ飛んじゃうほどあの時のお前可愛くて

今も可愛くて だから俺 お前の事守りたくなっちまった

傍にいて欲しくなっちまった


なぁ俺の事許してくれるかい キスは好きだよ そういうお前に

パーキングエリアでシンキング やっぱりおでこだよなぁ


ねぇじらさないでってお前が言うからほっぺたに口づけた


お前は俺が守る お前は俺が守る

こんな灰だらけの街で世界中に配信するLove Song


弾けるようなナンバー

爆音でウーハービンビン Ride On

お前を愛してる

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