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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
「し」の詰め合わせ
258/900

悲恋

ハートを壊されるような

激しい痛み


どうしてなの?

愛を奪わないでよ!


こんな右腕なんて要らない

貴方を破滅から救う詩が書けないなら


こんな左腕なんて要らない

貴方の頭をなでなでしてあげられないなら


バラバラになった体 もう一度……


ハートを壊されるような

激しい妬み


僕が君に相応しくないなら

悲恋の川にこの身を投げよう


歳月ただ過ぎ去るのみ

若き頃は烈火の如く燃え盛り

老いた心ならば水の中で疲れ


人生はただの繰り返し 御日様を待ちわび

月に悲しむ おはようとおやすみなさいも

言える相手もいないのなら


今となっては君の心を殺した犯人も

僕なんじゃないかと関連妄想する


この日の国 何処へ行くの?

叫びを聞いてよ 死ぬしかないじゃない!


ハートを壊されるような

激しいクスリ


病みは闇の中で怯える 溺れる

心なんて最初から要らなかった

愛なんて縁なくて良かった


もう終わりだよ そう言う警察官

リボルバーには六発弾丸を装填


蒼天見たくない今更 押し入れに閉じこもって

寂しがり演じたく思う  


愛を奪わないで!


ホントは笑顔の中心に何時もいたあいつ

それが悔しくて 君までが心許し始めている事


ゲームはもう終わりにして 僕は僕の命

激しく使うでしょう 誰にも止められはしない


ホントに妬ましくてあいつ殺したくなる

右腕も左腕もそれが間違いだから硬直して震えて

動かないのかもしれない


僕はもう何時も被害的な妄想の中

サヨナラしたいと思うよ もう明るい歌で鼻歌 

風呂上りビールとか全然縁がないもの……


体感が奪われてひたすら怖い 

このまま天国があるのならなぁ 意識も朦朧として全身感覚無いよ

もう終わるんだね この悪夢は


こんな右腕なんて要らない

こんな左腕なんて要らない

何の力にもなれなくて

それでもごめんなさいが言えない


夢の中 夢なのか現実なのか

もはや区別さえつかない この暗闇の中で

何か見出す気概 それだけあればいい


もはや遅きに失するとか後悔先に立たずとか

そんなカビの生えた言葉で修身論やってるほど暇じゃない

君だけの事 ずっと 考えてる

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