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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
Hot Flesh
250/900

深い悲しみと沈黙の中で

祈り捧げ給う

この願い叶いますように


言霊ことだまが先走る現代

尖鋭は鮮やかにココロ突き刺す


争いは終わる事無いゼロサムゲーム


許せないのは弱者に対する排斥行為

包み込まれるように沈黙が許されるならば……


羊たちは群れを成し 毛を刈り取られすっきりすればいい

人たちは暮れ涙し 待つ 毛皮剥ぎ取られ報われればいい


祈りひかりへ捧げ給う

愛ある世界へと箱舟は漕ぎ出す


ノアは水没したわけでは無かった

ブッダは深い悲しみの中悟りを開いた


僕等は どこへゆけというのだろう?

マルデサンカクシヌシカクはすぐそこへ


狙っているのだ! お前のたましいを!

死神が! NEWSを付けてご覧よ


ひたすら繰り返される 前に何度も見ているのに

去らん事無き 既視感デジャヴュ


そうだ いつの日も何処かで誕生と復活が縦糸と横糸のように

反物織り上げている 正義の旗だ


けれどもそれにもアンチテーゼするアレルギーとエネルギーは血の色

拮抗するドラッグとアルコール 幻覚症候群じじつからめをそむけ


暴れ出す感情はいつも通り 純粋に行使され 拘束される

縛り付けられる快感は 一部の愛好家マニアが好み 堕落していく


天国までもつてを持つ


その崖 注意深く越えるのだ 転落すれば千切れ切れ

タイトなロープは首つりの衝動 抑えきれない


のち 再来はない 一度きりの好機 後悔しない様に漕ぎ出せ

マルテノシュキ 軍人は兵役逃れたがり


平和の国に生まれ良かったねと胸を撫で下ろしたその隙が狙われている

とんでもない戦争だ 毎日 毎日


くだらない物から捨て去って最後は無になろうか

深い悲しみと沈黙の中で捧げ給う祈りは必ずや届くと信じるわざわいか 


南無阿弥陀仏しんじんからかそうきょく


すっきりしたならば また歩き出そうともがら

悲しみを抱いて 口を真一文字に結んで 沈黙の中で


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