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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
アースランド ~a long time ago~
244/900

チョークサイン

少年は少女の首を絞める

天空は黒く染まり世界の終わりを予感させる

全ての生命は死に絶えるかもしれない


苦しいんだ チョークサイン

サブカルチャーの濁流に飲み込まれそうで


クスリはなんぼ飲んでも効き目がない

眠れない夜に


苦しいんだ チョークサイン

ウェブのウェーブに参加できなさそうで


ふとロープを探す 包丁を眺めている

読書は嫌いだ 文字が蛆のように動き出す空目


まだ晴れない 成れない お子ちゃまランチの旗

まだ覚えてる ポークソテーに罪悪感を覚えていた


苦しいんだ チョークサイン

油が危ないってら ありがとうが言えない


僕は感化される 違えた道を歩き始めた事に

うすうす勘付いている


苦しいんだチョークサイン

手首の傷生々しく 既に発狂していた


チョークサイン チョークサイン

一歩下がれば ハングドマン


タロットが踊りながら笑っている……


少年は少女の首を絞める

天空は不気味なほど晴れ渡り

全ての霊性スピリッツ冷静クールにカクテルにシェーカー


彼女 感極まり 流れた一筋の涙

気持ち悪い いつか来たる宿命の日が


全ては壊れかけの人形 操られていても気付かない

魂の入れ物は頭を締め付けて僕を離そうとしないから


だから助けを……苦しくてチョークサイン く る お し い

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