アルタイル卍ベガ
おお我が妻 織姫よ
遠妻の安否確認すら術知れない
この一年を呪えよと蠍があざ笑う
けれど信心から来るという事ならば
契りは必ずこの愛もって後押しされて
大好きで仕方ないお前に一年に一度しか逢えない
神は何という仕打ちをしなさるのだ
ただ夫婦である事実のみで逢瀬を楽しめないなど
罪を犯したわけでもあるまいに
おお 逢いたい 逢いたい 逢いたい 愛体
今日この日だけ 相対シたい
おお我が夫彦星よ 私が先に燃えたとて
決して衰えることなく我が慈愛に満ちた目は心の窓
私もただ夫婦の契りを信じましょう
天の川の流れが乾くのを楽しみにしております
私も同じくらい好き
逢いたい 逢いたい 逢いたい 愛体
女を待たす憎い人 蠍が居なければいいですが
私も今日この日だけ相対シたい
離れた距離がますます愛しくなってしまう 男と女 ただ一つ
* * *
……以下は七夕の唄で山上憶良が詠んだとされます
牽牛は 織女と、 天地の 別れし時ゆ いなむしろ 川に向き立ち 思ふそら 安からなくに 嘆くそら 安からなくに 青波に 望みは絶えぬ 白雲に 涙は尽きぬ かくのみや 息づき居らむ かくのみや 恋ひつつあらむ さ丹塗りの 小舟もがも 玉巻きの 真櫂もがも 朝凪に い掻き渡り 夕潮に い榜ぎ渡り 久かたの 天の川原に 天飛ぶや 領巾片敷き 真玉手の 玉手さし交へ あまたたび 寐も寝てしかも 秋にあらずとも
アルタイル ベガ アンタレスは夏の星 明日は夜空を見上げるのもいいかもしれませんね!
詩のタイトルに関しましては私もうろ覚えでしてヤフ検かググって下さい<m(__)m>




