表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
アースランド ~a long time ago~
238/900

Cigarette

僕は書かなくちゃいけない

それを学んだ 大切な事 僕にとって

自分の気持ちを大事に書き残しておく事


タバコは吸うより吸わない方がイイ

でも真夜中 起きてしまって どうしようもなく寂しい日

こいつが無いと Night 暗がり行路


紫の煙 機関車の様だ 灰になっていく

型番が古くなっていく 昔あった銘柄も移り変わる


どうしても言いたい事がある

だからこそ孤独と向き合って頭捻る


唸るような 轟音のような 詩を死ぬまでに一編書いてみたい

医者は言う 「35歳までにタバコを止めれば肺がんのリスクが下がりますよ」と


でも僕は止めない カッコつけたいから かな?

誰も見てないし 気にも留めていないだろうけどね


眠くて眠くて仕方がないんだ 体が鉛の様に重い

タバコを吸うとシャキッとする


心配要らないよ この頃僕はとても調子がいいんだ

顔色もいいだろう?


しかし蝕まれている タバコが無ければ書けない

ならば泣かなければならない

故に 吸う


赤ちゃんじゃあるまいし 

口寂しいのはどうしたものなのか

動悸はこいつのせいだし放棄したい

何度ワンカートン購入して 捨ててしまったら

止められるだろうと逡巡した事か


男と言う物はどうやらタバコを吸っていないと

落ち着かない生き物らしい


僕も色々な銘柄を吸ったよ パッケージが良いんだ

女を顔で選ぶように タバコもまず見た目

それから味 吸い心地 嘔気をもよおさない気持ちイイ香りと後味

シケモクを吸う奴もいるね


あれは辛いんだ 貧乏だった頃 今でも貧乏なんだけど

半分くらい吸って揉み消す 次の日吸ってみる 不味い

でも嗜好品というのは 

まぁ金に糸目をつけるものではないのかも


税金も全部タバコに乗っかってくる 愛煙家の涙

苦しいんだよ お爺さんになっても吸わないと苦しいんじゃよ

きっとそう言うだろう 心の友 体の友

その毒性や有害性ばかりフューチャーされるけれども……


とある死刑囚 子供をたくさん殺した極悪人

最期に「すいませんタバコとジュースを下さい」

と言ったらしいよ 吸いませんとは言わなかった 確か

そして逝ったらしいよ


何を書きたいのかまるで分からないけど女はタバコを吸わない方がいい

それは偏見だって言われた 僕もそう思う でも未成年が吸っていたら

昔の僕だったら勇気をもって注意すると思う 正義漢だったから

今はすっかり臆病者で 今の若者は怖いって言うし君子危うきに近寄らず

何様だ? 喫煙者だ! そうですか あっち行ってください


全く肩身が狭い時代になったものだ 何をするにしても責任がつきまとう

自分で自分のケツは拭けるから 許してよ

今夜もタバコの紫の煙と共に夜は更けていく 夜は更けていく


僕は書かなくちゃいけない

それを学んだ 大切な事 僕にとって

自分の気持ちを大事に書き残しておく事

その時 友達はこの草 煙草なんだ


カッコつけたかったら吸えばいい

成人に聖仁で話す事 愚かだろう?

全ては自分自身で決める事 やっと言いたいフレーズが出た

大人になったら何をするにも自由と責任が伴う


タバコくらい吸ったっていいだろ?

僕の自由さ 面白い話ならちょっと待って下さい

一服してからね



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ