表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
リズとパティは危険なピストル
22/900

寒いよ

寒いよ

君にメールでふられてから

どうして電話じゃないの?

着信拒否されてるから声も聞けない


ショック 他に好きな人が出来たなんて

私との3年はなんだったの?

ダイアリー読み返してみたら

貴方との思い出ばかり


寒いよ

ストーブは付けているのに

独りじゃどうしようもないじゃない

風邪引いちゃったかな


ハードラック クリスマスが今年もやってくる

あと3日 どうしてこんな時になの?

アルバム見返してみたら

貴方との写真ばかり


心にピュ-ピュ-とすきま風

この穴を埋めてくれるのは

他でもない貴方だったのに

今は水槽で飼っている亀


寒いよ 寒いよ

山岳救助隊SOS

プルプル震えるセントバーナード

頼りにならないじゃない

今夜ブランデー1本空けるわ


DO YOU KNOW ME?

どういうつもり?

酔いが回って誰かに慰めて欲しいわよ

私へたくそだった?


グッドラックそんな簡単に言えるほど

私淡白じゃない

愛して欲しいよ 誰か お願い

星の王子様 サンテグジュペリだっけ

読んだ事ないけどきっとロマンチストなのね


本を山ほど読んでいた貴方

私置いてきぼりで隣りに座って一緒に読もうとしたら

本は一人静かに読むものだ 邪魔するなって言われた


パソコンの知識がプロ級だった貴方

何かプログラムを組んでいるから何に使うのって聞いたら

人工知能の恋人さってニヤって笑って私の顔見た


DO YOU KNOW ME?

どういうつもり?

酔いが回って誰かに慰めて欲しいわよ

私ぶさいくだった?


ヘッドロック貴方にかけたい

苦しむ顔を見て笑い

どう私以外の女なんて刺激ないわよ


ゲリラ作戦 白線から出たら死ぬわよ

私と貴方の距離感

貴方は遠ざかりたいし

私は近付きたい


もう遅いよね 貴方もう他の女の虜

イブのベル鳴り響いて私もう一人なんだって

やっと気付いたの


寒いよ 寒いよ しばらくババシャツと毛糸のパンツで

しのぐわよ 男なんていなくたって死ぬわけじゃない

むしろ無駄毛の処理しなくて助かるわよ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ