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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
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218/900

太陽の指輪

あの太陽を指輪にして我の指にはめられたならば

それは全てを手にしたのと同じ事であろう


美しき太陽 光り 熱く 恵む

それは栄光とも言いかえられる 威光でさえあるだろう


全ての動物の頂点と 全ての恒星の頂点とは 

補完し合うのだ それすべて愛が成す偉大なる

あの歴史書で見た 伝説の始まりなのだ


あの太陽が欲しい 今 我は何物も所有していない

何もかも飽きて捨ててしまったから

残ったのは燃えたぎる情熱だけ 

それさえもパキパキと

音を立てる 暖炉の熱よりも 寒いのだ 冷たいのだ

私の 考える 理想郷は崩れ倒れそうな斜塔


みんながみんな真っ直ぐにすっと立っているこの世界で

我だけが太陽が欲しい等と考えている事 おかしいだろう?


それでも彼の女性から届いた手紙から愛の熱を感じたからには

我は「欲する」 そこから始まる そんな気が幼心 温い人肌に触れた

唯一の記憶であるのだ


何も持っていない だから 最高の物が欲しい

だから 我は あの太陽をどうしても どうしても

この指にはめてみたいのだ


そして念ずる「書かねばならぬと 栄光の元 威光の元に それは まだ 時では無いと」

知っている 言葉を 紡いでいく

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