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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
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215/900

答えはさよならじゃない

君の遺体に言いたい事が痛い程たくさんあったよ

何も知らない婆が「天命だからね」と微か微笑む


それならば私は神を憎む 天を殺す 運命とか信じてないし

どうして?悪いけど誰か他の人 肉薄してよ 代わりに死んでよ

涙も流せないほどの動揺をどうしよう


ねぇ何で? 何で君なの?

もう話せないの? 口を開いて 白っぽい唇に私の朱の口紅

もう抱いてくれないの? 真白な装束で 聖人みたいに身動ぎしない


こんなに突然に別れ訪れるなら君をもっと愛せばよかった

君のしてほしい事尋ねてみればよかった

いつも同じで私 君の隣が一番落ち着く場所で

左手にそっと重ねてくれるゴツゴツした右手が大好きだった


君が私にくれたもの それは勇気 誰とも相容れない孤独な私を

泥沼から救い出してくれた その愛はすぐに私の血肉になったよ

そんな事言って無かったよね でも運命だと本当は思ってたんだ

君が好きだったから 翻弄して 遊んで 鎖に繋ぎ留めておきたかった

不安だったから……


もう さよなら なんだね 寂しい……

もう 去るなら なんでも 愛しい……


激しい痛みと動悸 それが私のココロ

整理できない思考 こんなに後悔しているよ


ねえ 届けて 欲しいな 君のキス

ねえ 届けて 欲しいな 君の愛


神様どうか彼を苛めないでね

私の「一生のお願い」だから


君が残してくれた素敵な宝物 私大事にするよ

愛が問う 私に 愛が問う 解答を私に

答えはさよならじゃない それだけは分かってるつもりだから

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