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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
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214/900

朝焼けに君が笑う

いつからか嫌いになった朝焼け 

昨日女友達と滅茶苦茶騒いだっけな

くだらない馬鹿話さ

いつもそう でもそんな関係も悪くない


起きたらいつも昼過ぎでカンカン踏切の音が

遠くから聞こえてくる 切なくなる

喋り過ぎた罰なのだろうか

何もしたくなくてコーヒーをドリップする


そう夢の中で人を殺す夢を見た トリップ

でも吉夢だって言うよね

それでも僕はなんとなく納得いかない

既に日は真上に鎮座し一番暖かい時間に包まれている


何かが足りない そう思ったよ

一人で居ても 君と居ても この虚しさや厭世観から

逃れる事は出来ない きっと夜には恋人たちが愛し合って

LOVEから雁字搦めの鎖だったんだろうな


どうか僕に手錠をかけて 何処にも行けないように

自由とは不自由の中にある 一筋の割れ目

そこに飛び込み かき乱す 生暖かい液体が

君を汚す


愛だけで生きたいな 人々がむせ返る程熱く

きっと忘れないだろう あの御日様 君と過ごした日々

怠惰にただお互いを感じる為 行為に高じていた

夕暮れ


今日もふらり 夕暮れ 飲みに出て 朝方帰る

目が痛いほどの朝焼けが堂々としすぎているから

僕は恥ずかしくて 太陽 ☓☓☓ したいほど

ハズレばかりのくじ引き バッテンが飛蚊症のように


恐怖……逃れられない

少女に言われたんだ お兄様と呼んでいいですかと

そんなレッテル張りが 無性に悔しかったから

女を愛せなくなったのかもしれない 


悲しみの要点はこの手に掴んだ

眩惑される夢は捨て去り ただ全力で汗をかく

青春時代のように 戻れない春へ 向かって

ひまわりのように 朝焼けに童歌 謡って そして君が笑う

太陽みたいに


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