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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
幻覚フェードアウト
209/900

死に至る病

悲しみをどこに捨てればいいか 

ずっと迷っていた ずっと考えていた

もう一人だという事に何の抵抗感も無い 

生きながら死んでいる


いつもちらちらちらつくのは「絶望」 

それが死に至る病ならば飲み干したいけれど

笑ってばかりもいられない昨今


いったい何がそんなに悲しいのって人は聞くけどさ 

だったらこの負の遺産買い取っておくれよ

魂の叫び 鼓膜破れるまで 耳を傾けておくれよ


欲しがってばかりの人生 どうして子どもには与えられ

栄光を求めてばかりの人生 どうして光は影を産み出す


誰も答えなんて求めていない それでも

清算したい過去が山ほどあり過ぎて潰されそうだから


みんなだってそうだろ 楽しく生きたいさ

苦悩は胸を締め付けるばかり 苦労は質流れ川に阻まれるばかり


それならば明快な答えとは嫌な事を抱きしめる事なのだろう きっと

僕には答えられない けれど痛みを我が血肉にして歩んでいく そんな

空っぽのストマック ストイックに崩壊していく自我 それを持参して

僕は自画自賛する 誰も 誰も 助けてはくれない 紅の血だけが証なんだ


絶望かなしみを空に放り投げたら恥ずかしがり屋の星がキラリと光った


 

  

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