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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
幻覚フェードアウト
205/900

夕暮れ

今日の朝やるぞと決めて

夕方に何も成さなかったことに気付く


それでもいいんじゃない?

一人でいるって事の本質が自由だ

って言ったら怒られるけど


時間が戻ってこない事 とっくにお見通し

生きてる事が 急に嫌になったりめんどくさくなったり

誰にでもある事だろう


その内回りだすさ 巡礼の旅は暇つぶしで

高尚なBOOKSの書き出しは意味不明


サブカルなんてそこらじゅうに転がっていて

石ころみたいに無料

そんな時代の子供 それでも希望は捨てないよ

侍が去る際 予言していった


今は既に過去だからカップラーメンが出来上がるし

夜に寝る楽しみがあるでしょう?


闇の中に何か見出そうとしても乱雑な電気コードに足絡まるだけ

それでもう嫌って叫んだって ドジな君が悪い

いつもいつも空回り 恋人とベッドで 囁き合う

そんな事でしか自分を証明できない 悲しくて泣いているのかい?


今は既に過去だからさっき食べたチョコレートが歯を溶かすし

噛み砕かず飲み込んだ煎餅は喉に詰まる

人は老化する それを止める術はない 時計の針 30分進めておいたとしても気休め


ゴールは遥か彼方 風景画 春 描かなくて 

リピートされている音楽は 癪に障る 嫌いなら止めてしまえ

動き出す空に浮かぶ雲 それのように生きたい

城はハウリングして チャーシューが空を飛ぶ 未来は要らないよ 


赤く染まった天 届かない 僕の血の色



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