表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
うぶな桜
193/900

桜Letters

貴方の大好きな小説の一頁にそっと忍ばせた

桜の花びら


ねぇ知ってる? 桜の妖精 その子はねピンクが大好きで

人の恋路を手助けするのが仕事


貴方が本を読んでいる時 その花びらはじっと待っている

私が花びらを挟んだページを読む時を


そこは丁度その作品の山場で泣けるんだ そして私 こと桜の妖精は

貴方に教えるんだ そっと 


『ある女の人が貴方に恋をしていますよ』ってね


学校の裏庭の陰に隠れた樹齢1.000年の古木 かの啄木も詠みたくなったであろう

羽振りの良い 元気な木だ 君が元気無き時 泣きたい時 

その桜の木は最も美しく 咲き誇る 風と結託して そして少女の髪を撫でていくんだ

そっとね


そう そっと そっと

花びらは見つかりましたか?

私の貴方への思い 好き 大好きだって


桜の季節 終わる前に 気持ち伝えたかったから

桜の花びらに託したよ 好き 大好きだって 桜Letters

舞い上がれ


  

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ