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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
リズとパティは危険なピストル
19/900

意味なんて無くて

心は心を求めてる

ただ触れ合うだけで

満たされるなら

アダムとイブも幸せだったろうにね


混乱する社会 反乱する分子

傷つけた手首 溢れ出す血飛沫


愛と愛はぶつかり合って

人は初めてホントを知る

とても怖いのは傷付けられる事

ではなく人を傷つけてしまう事


僕の口から放たれる言葉には

意味なんか無くて

ただ無性に甘えたいだけだから

丸い渦巻き模様のキャンディを

口にぶっこめばいい


スイートな夜には壁に耳あり障子に目ありなんて無粋

互いが互いを見つめる行為に励む

ただひたすら


恋という文字は手紙に書くにはとても恥ずかしく

好きという文字はメールで伝わる訳もない

だから歌う 僕の好きな歌 優しく負けない強い歌

膨れ上がった恋が

衝動からくる胸を突き刺す痛みを伴うのならば

いっそ冷や水を浴びせて狂った欲望を押さえつける

それはよけいなおせっかいだとしても

あまりにも見苦しいから


僕自身ありのままの姿は嫌だし

目を背けたい感情をろうそくを吹き消すように

そっと息を吹き掛けて消して欲しい


いつかいつかと言ってる内に瞬く間に過ぎ去っていく日付に

せめてもの抵抗として人は何か依存出来るものを探し続ける


そんな時ラジオから流れてくる言葉の洪水は心地良く

何時までも身を委ねたくなる


一生勉強ならば僕は昔の教科書を引っ張り出しもしよう

忘れていたとしても片隅にいつも寄り添ってくれるのは思い出

自分自身が大事な存在なんだと何時まで経っても思えるように

記録していく詩を記憶して行くしそんな詩にいつか出会えると

信じて今日も机の前に座る神聖な気持ちが酒によってまどろむ


今日もまどろむ 時折覚醒する


心は心を求めてる

ただ触れ合うだけで

満たされるなら

アダムとイブも幸せだったろうにね




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