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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
PARANOIA OF MINDBREAKER 
177/900

Cynical~悟り~

シニカルに死にかかる 悟りとはそれだ

生まれた時から死んでいる 私の話じゃない

我はハインリッヒのように喧嘩を好む男 正気じゃない


いっつもその人は笑っている そりゃね恐ろしい病は雪崩の様に

人を項垂れさせるよ それでもそいつは信じているんだ


妻かもしれない 子供や孫かもしれない 誰とも交わらず一人自分を

愛していたかもしれない 全く共通項は無いんだが 血筋がそうさせるのか

とにかく息もしたくないと生きる事を初めから拒否しているんだ


そういうやつは大抵酒飲みで醜男だけども 強い なかなか死なない皮肉屋

かえって我は殴られて歯を折られて 土下座して許しを請うだろう

長いものには巻かれた方がいいと思っているから 

そう思っている奴は

案外早く死ぬ 心が弱いから ニヒリスト ペシミスト 自ら命を絶とうともする

旅立とうともせず 河を渡りたがる文無し


男はまるで釈迦なのか かつて涅槃を見てきたような そして敢えて地獄に落ちる

為の所業を修業として行う 別に狂ってない 案外それが正解だ


子供の頃から異常性欲者なのに 分別がついている とにかく冗談ばかり言って

老いてもなお悟りを閉じない 宗教とはそういうものだろうという方法

自分がこの世から消える その前に激しい痛みがあるかも知れぬ

そんな人道を誰しも笑いで誤魔化し切れるかもしれないが


そいつは死にたくないんだ 生きたくないのに 苦痛としか考えられない

何かを信じているのか 盲目なのか 馬鹿なのか 我が思案しても

到底及ばない 老人 それに我等はおそらく皆なるんだよ

何時でもいいなんて そんな金言を吐けるのは「死にますよ このままだと」

と言われても喫煙を失念しない 武豪なんだ 腹切りの男だ とんでもない皮肉屋だ


圧倒的存在 我はハインリッヒのように若干臆病なスピッツのようだから

この詩も無駄に長いんだ とにかく殺すなら一刀両断すべし 肉体ではなく

精神を それが苦痛だ 人間にとっての最大の 愛を奪い合いするよりも

もっと大きな 物 それが分かったとしたら 悟りでいいだろうさ

最期の最期は予言出来はしないから 


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